北川本家の創業は明暦3年(1657)以前。
宇治川で船宿を営んでいた初代鮒屋四郎兵衛が造り始めた酒が「鮒屋の酒」と評判を呼び、
伏見の代表的な清酒となって以来360年以上にわたり酒を造り続けてまいりました。
酒造りは「心」であり「技術」であり、日本の文化でもあります。
京都・伏見の地で、最新技術を採り入れるしなやかさを持ちながら、
酒造りの伝統を後世まで継承していくことが私どもの使命です。
北川本家の創業は明暦3年(1657)以前。
宇治川で船宿を営んでいた初代鮒屋四郎兵衛が造り始めた酒が「鮒屋の酒」と評判を呼び、
伏見の代表的な清酒となって以来360年以上にわたり酒を造り続けてまいりました。
酒造りは「心」であり「技術」であり、日本の文化でもあります。
京都・伏見の地で、最新技術を採り入れるしなやかさを持ちながら、
酒造りの伝統を後世まで継承していくことが私どもの使命です。
酒株制度の以前より、初代 鮒屋四郎兵衛は京都・伏見の豊後橋付近にて「鮒屋」という船宿を営み、お客様に出す酒をつくっていたと言われています。
これ以前の文献は残っていないため、この年を創業としています。当時の伏見には83もの酒蔵が存在していましたが、現在まで残っているのは北川本家を含め2社のみとなっています。
北川本家は常により良い米を探求しています。良い米がなければ良い酒はできません。品種やイメージに惑わされることなく、本当によい米を見極める目を鍛えることもまた、酒造りには大切なのです。
北川本家さんとの出会いは20年前にさかのぼります。モノづくりへのこだわりで意気投合し、私たちのお米を使った「丹州山田錦」というお酒ができるまでになりました。
農園で栽培している山田錦の田植えには、毎年社員さんが参加していただいています。お米づくりは人づくり、つながりづくり。これからも北川本家さんと一緒に、面白いモノづくりに取り組んでいきたいと思います。
河北農園河北 卓也
一升の酒に、八升の水がいるといわれる酒造り。ここ伏見は良質な地下水が豊富に湧き出る場所であったことから、かつて「伏水」とも記された京の酒どころ。この地には桃山丘陵をくぐった清冽な水が、湧き水となってあらわれます。北川 本家の酒造りは、この伏見の水があってこそです。
お酒造りは人の輪が大切です。社員一同、良いお酒を造ることはもちろん、食の安全安心に真摯に取り組み、長年続いた技術、文化を後世に伝えたい。人々に喜んでいただける価値あるお酒を造り続けていきたい。
その想いを持ち、日々のお酒造りに取り組んでいます。
平素は格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、このたび北川本家は本年をもちまして創業360周年を迎えることができました。これもひとえに皆様の温かいご厚情の賜物と心より深く御礼申し上げます。
これを機に社員一同心を新たにして多くの人にご愛飲していただけるお酒を造り続けていく所存でございます。今後とも清酒「富翁」を末永くよろしくお願い申し上げます。
杜氏
京都市伝統産業「未来の名匠」認定田島 善史
中国の四書五経に「富此翁」の表現をみつけた十代目 北川三右衛門は、酒銘を「富翁」としました。「富翁」とは「心の豊かな人は、晩年になって幸せになる」という意味です。
「富翁」には、飲む人の心まで豊かになるような酒をつくりたい、そんな思いが込められています。
「お米とお酒の楽しさをもっと伝えたい」という想いで生まれた北川本家のアンテナショップが「おきな屋」です。
ご注文いただいたその場で精米する契約栽培のお米や、その時季にいちばんおいしいタンクから、そのまま生詰めする量り売りの日本酒などをお買い求めいただけます。
全国のお客さまに向けて蔵元直営のオンラインショップを運営しています。
オンラインショップ限定の飲み比べセットや、店頭でしか買えない「おきな屋の量り売り」を全国からお買い求めいただけます。
蔵元からお届けする、オンラインショップ限定のお得な情報も大人気です。